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ハーブをコンパニオンプランツ利用する

コンパニオンプランツとは友好的な植物という意味です。
異なる植物をいっしょに植えるとお互いによい影響を与えあう植物の組み合わせのことをいいます。相互の作用で、不思議と植物の成長が促進されたり、病気にかかりにくくなったり、害虫を遠ざけたりします。

さまざまなハーブをコンパニオンプランツとして野菜づくりに用いましょう。たとえば、マリーゴールドにセンチュウを遠ざける働きがあることが知られています。また、タイムやセージは、キャベツなどアブラナ科の植物にモンシロチョウが卵を産みつけるのを防ぎます。このほか、バジルはトマトに害虫がつくのを防ぎ、成長を助けます。カモミールは弱った植物のそばに植えると、生長の活力を回復させ、キャベツやタマネギと混植すると風味をよくするとされています。ネギ類にもさまざまな害虫を避ける働きがあるといわれています。

食用にする植物を化学肥料や薬剤を使わず、丈夫に育てるならコンパニオンプランツを利用して栽培するといいでしょう。これとは反対に相互に悪影響を及ぼす関係もありますので注意が必要です。
たとえば、ネギ類はキャベツやマメ類の生長を阻害するとされ、ボリジはブロッコリーやカリフラワー、キャベツなどの生長に悪影響を与えます。

☆相性の良い組み合わせ
カモミール∞タマネギ、キャベツ
コリアンダー∞アニス、チャービル、ディル
サラダバーネット∞スイートマジョラム、タイム、チャービル、ナスタチウム、パセリ、ミント
セージ∞キャベツ、トマト、ローズマリー
センテッドゼラニウム∞バラ、ラズベリー、リンゴ
タイム∞キャベツ
ナスタチウム∞トマト、バラ、ラズベリー、リンゴ
バジル∞トマト
マリーゴールド∞トマト、ジャガイモ、イチゴ、ダイコン、ニンジン
ボリジ∞ホウレンソウ、イチゴ、レタス、マメ類
ミント∞バラ、キャベツ、ラディッシュ
ラベンダー∞バラ、ラズベリー、リンゴ
ローズマリー∞セージ、キャベツ、マメ類
ワイルドストロベリー∞ホウレンソウ、ボリジ、マリーゴールド、レタス

☆相性の悪い組み合わせ
フェンネル×コリアンダー、トマト、マメ類
ボリジ×カリフラワー、キャベツ、タイム、ローズマリー
ラズベリー×ジャガイモ、ブラックベリー
ルー×植物全般
ローズマリー×イチゴ、ジャガイモ
ワイルドストロベリー×キャべツ、タイム、ミント、ローズマリー